本を読むこと。その3。
長崎市の整体サロン・GLITTERのTAKAです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
前回からの続き。
ある時期までビジネス書や自己啓発本を読み漁り、その内容をいかにも自分発信のようにしてブログやSNSでひけらかしたように書き殴っていた事が、とんでもなくダサくて恥ずかしく感じてしまい、そういった暑苦しい内容の発信もやめて、その類の本も一切読まなくなっていきました。
とはいえ、本を読むことは私にとっての心のビタミン剤。
その時々で趣味や思考も変わるように、読書の傾向も少し前とは随分変わってきました。今現在、好んでよく読んでいるのはテレビなどで活躍する芸人さんや俳優さんが描く本です。
少し話題は変わりますが、私は昔からラジオもよく聴きます。
ラジオはテレビとは違い「言葉」だけの世界です。映像というものがない世界なので耳から入ってくる情報だけを頼りに、ある程度聴く側の想像力も膨らむという特色があるように感じています。
そんなラジオの世界で活躍している芸人さんや俳優さん、パーソナリティの方々も沢山いるのですが、その方達が紡ぐ言葉たちがすごく味があって奥深く、そしてとんでもなく面白いのです。
整体師もある意味芸人だということを、私が尊敬する先生から教えられました。当時はその意味もよくわかりませんでしたが、今では全くその通りだと実感しているところです。
「整体」というものを駆使して、目の前のクライアントさんをいかに楽しませるか、喜んでもらえるかという事が毎日のテーマだったりします。当然そこには整体の技術もさることながら、ある程度「言葉」の力も借りなければなりません。
そんな時に参考になるのが、「言葉」だけでいろんな情報や情景を伝えるラジオの世界観というのはとても勉強になるのです。
そして、そんなラジオの世界で活躍されている各界の著名人たちが綴る文章もこれまた素敵なものが多く、最近ではそんな芸人さんや役者さん、脚本家、放送作家さんの本を読んでいます。
芸人さんや役者さんは、苦労されていることも多く、下積み時代の苦労話や、売れていない時代の心の葛藤を経験し、そんな人たちが紡ぐ言葉や文章がとても面白いのです。
個人的には、一時期狂ったように読んでいたビジネス書や自己啓発本よりも心に響いてきます。機会があれば、今後このブログでも面白かった本があれば紹介していきたいと思っています。
今回、写真で紹介した又吉さんの「東京百景」もそんな素敵な本のうちの一つ。個人的に大好きです。